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2021/02/02

「赤ちゃんの泣き」にどう対応したらよいか?

小さな子どもをなだめても泣きやまない。なぜ泣いているのか分からない・・・。
親を悩ます子どもの泣き声。子どもを無理に泣きやまそうと強く揺さぶり、脳などに障害を及ぼす、「乳幼児揺さぶられ症候群」が相次いでいます。
今回は、乳幼児揺さぶられ症候群についての知識と赤ちゃんの泣きへどう向き合うか、対処法をお知らせします。

乳揺さぶられ症候群って何?

乳幼児揺さぶられ症候群(以下 SBS)は、頭部を暴力的に前後に動かすという(乳幼児を激しく揺さぶる)事に特徴付けられる児童虐待のひとつの形です。
乳幼児を激しく揺さぶる事はたった数秒でも、赤ちゃんに悪影響を与えてしまうことがあります。SBSは、表面的にケガが見られるわけではありませんが揺さぶりによるダメージは時に激しく、生命に危険を及ぼします。

揺さぶることはどのようなダメージを与えるの?

乳児の頭は体に比して重く、首は頭を支えるだけ十分な強さはありません。また、脳は成人の脳よりも柔らかく、発達途中でもあります。だから激しく揺さぶられると簡単に傷つき、ダメージを受けます。
どうして、揺さぶってしまうの?
乳幼児が泣きやまないことでイライラして、気持ちをコントロールできなくなると言われています。
赤ちゃんが泣くのはあたり前であって、もちろん理由があって泣いていることもありますが、そうではなくて泣いて泣きやまない時もあります。 泣きやまないのは、誰が悪いのでもなくて、泣きやまないのです。
赤ちゃんは泣くことで、コミュニケーションを取り、ストレスを発散して、そして運動してからだを作っています。特に赤ちゃんの泣きにはピークがあると言われていて、2~3ヶ月または4ヶ月頃がピークとなります。そして涙の粒を流してなんだか痛そうな表情で泣き、なだめられないほど長く泣くときがあります。環境には関係なく予測なしで泣き、特に夕方によく泣きます。
これはどの赤ちゃんにもあることであって、泣きやますことができないのは、親の能力不足でもなければ対応の仕方が悪いわけではありません。

では、泣きやまない時・・・どうしたらよい?

まずはお母さんが落ち着き、「どうしたのかな?」って泣き声に耳を傾けてみましょう。「おっぱいが飲みたい?」「オムツかな?」「暑い?寒いかな?」「眠たい?」などの原因がわかる時もあります。
まずは泣き声に耳をかたむけて、欲求を叶えてあげてもダメなら

• 授乳してあかちゃんを抱きよせてあげましょう!!
• キスをしてあかちゃんを抱っこして、やさしく揺すってみても良いでしょう!!
• あかちゃんとドライブに出かけたり音楽を聴かせたりしてみましょう!!
それでも泣きやまずに不安になったら、まずあなたが落ち着くことをしてみましょう!!
• 赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、 少しの間 部屋の外に出てみましょう
→赤ちゃんをベビーカーに乗せて、散歩に出かけ、新鮮な空気を吸いましょう
• 誰かに電話をしてみましょう